cocoroom.JPG昨日のサロンでは、おしゃべりをしたあと、ココルームで開かれた「この世の仕事 5時間リレートークマラソン」に参加してきた。私たちが参加したのは、後半3時間ほどだったが、市役所の職員からフリーの翻訳家、デザイナー、自給自足の農家など、いろんな仕事、いろんな仕事へのスタンスがうかがえて、とても楽しかった。なかでも、画家・デザイナーの林美留土(はやし・みると)さんの話はよかった。「絵を描くことは自分の表現として譲れないものがあるが、デザインの仕事は、お金をもらって依頼者のために仕事している」と語る林さんだが、お金になる仕事は最低限しかしていない。雨が降ると打ち合わせも中止という超マイペースで、「サイアク月8万で暮らせる」と話す。ひとり暮らしで、家賃を払いながらである。終始、ゆる~い感じで話す林さんの話は、聞いていて、とても心地よかった。お話のあと、声をかけさせていただいたら、お父さんが阿波風月庵というフリースクールを主宰しているとのことだった。

 朝日新聞の言うところの「ロストジェネレーション」には、さまざまな姿がある。それは、少し前までの世代にはなかった現象だろう。「ニート」だとか「ひきこもり」というのも、そういう現象の一局面ではあろうが、個人の内面の問題に矮小化してしまっては、何も見えてこない。
 きっと、肝心なのは、かつて通用した幻想や上昇志向を捨ててしまうことだ。昨日のココルームのイベントでも、そういうものを捨ててしまっている人の話は、聞いていて、とても心地よかった。