先日、このブログに就労支援について書いたが、それは、たまたま、ある就労支援団体の方の話を聞いたのがきっかけだった。
話をしていたのは、50代くらいの男性。
「このなかに自分のことを3分でアピールできる人は?」と切り出した。

「あなたたちは自分という商品を売るセールスマンです。自分をいかに売り込めるか。就職できるかどうかは、この1点にかかってます。そのとき、重要になるのは面接です。あなたたちは、自分という商品を短い時間で相手にアピールできるようにならなければいけません……」

その日は、ただでさえムカムカしていたのに、期せずして、こんな胸焼けのするような話を聞かされ、まったく腹が立ってしまった。生卵を持っていたら、投げつけていたのではないかとさえ思う。でも、これが「フツー」なんだろうな……。
考えてみたら、このオッサンも、自分を商品として売り込み、値踏みされて生きてきたにちがいない。その怨念が、この人の原動力になっているんだろうか? 

いまや労働市場はバナナのたたき売り状態。いつでも使い捨てできる人材派遣や非正規雇用ばかりが増え、労働力は、商品のなかでも、使い捨て商品と化している。人間は、モノを使い捨てにしてきたばかりか、人間をも使い捨てている……。
(やました)