daibutu.jpg先週土曜日のサロンでは、親世代との価値観のギャップなどを話し合った。一昔前までは通じた価値観が崩壊していて、親世代も不安のなかにいるのに、逆にそれゆえか、「こうしておけば大丈夫」という規範のなかに若者を閉じこめておこうとする。大学進学率がいまだに伸びつつけているのも、その一例だろう。しかし、その虚しさは肥大していくばかり。
アドヴァイザーの本田由紀さんは、こういう状況のなかで、若者が苦しいのは当たり前で、状況こそを変えていかなければいけないと説いている。そして、若者たちのあいだで、NPOや労働組合をつくるなど、新しい試みが現れてきていることに触れ、それらに共通するのは、垂直軸(目標や手段)と水平の広がりを持っていることだと書いていた(3/26朝日新聞「時流公論」)。

水平の広がりというのは、イメージしやすい。コムニタス・フォロも、その試みの一つだし、いろんなかたちで、関係を豊かにつむいでいくことは、どうしても必要な土壌だろう。しかし、垂直軸というのは、なかなか難しい。無理に目標を立てたって、逆に自分を苦しめてしまう。垂直軸というのは、試行錯誤しながら、だんだんに練っていくものだと思う。ときに人間関係を断って、孤独に自分を見つめるなかで。ときに、さまざまな出会いのなかで。問題は、そういう軸を練る時間や空間が許されず、いたずらにかたちばかり目標を求められることだろう。

この日は、その後、チラシ寿司をつくって、みんなで食べた。写真は、本文とは関係ないが、サロンのひとこま。