書評
おーとーせよ/『こちらあみ子』読書会
2016年5月5日 書評
4月9日、今村夏子著「こちらあみ子」の読書会をした。参加人数はわたしを含め3名。こじんまりとした集まりだったが、3人がそれぞれに、この小説に畏敬の念を、わかりやすくいえばただならさを感じていたので、とても充実した読書会と …
書評:『キリンの子』鳥居歌集
2016年3月20日 書評
鳥居さんの歌集『キリンの子』を読みました。何首か短歌を引きながら、感想を書きたいと思います。(森下裕隆) ***** 一読して静謐(せいひつ。静かで落ち着いていること)な歌集だと感じました。もちろん、壮絶な体験につ …
書評『不登校・ひきこもりが終わるとき』
2014年8月7日 書評
不登校やひきこもりに関わる人は、大別して二つに分かれるように思う。 ひとつは、学校や社会に適応することが「健全」であるとして、不登校やひきこもりを「問題」とし、いかに「健全」な状態に戻すかを「支援」として捉えている場合。 …
書評『愛とユーモアの社会運動論』
2012年3月14日 書評
北大路書房から『愛とユーモアの社会運動論』(渡邊太)という本を贈っていただいた。読んでみてびっくり、自分の問題意識と重なる部分が多いというか、ほとんど全面的に同意共感し、ほれぼれとしてしまうほど、ググっとくる本だった。 …