フォロについて

フォロの理念

NPO法人フォロの理念

評価される社会に違和感を持つ人達と共に
信頼と安心を紡ぐ居場所としてのサードプレイスをつくる

信頼と安心の土壌の図

私たちが大事にしていること

 私たちは現在、さまざまなかたちで「居場所」を運営しています。 2001年に親の会の有志が、学校や家庭以外に子どもの居場所が必要との思いで立ち上げたのが始まりです。

 学校に行かないというのは、どのように見えようと、子ども自身が何か奥深く感じているものがあるからにちがいありません。そこで必要なのは、なによりも自分が否定されず、安心して、ただ居られる場所だと、私たちは切実に感じてきました。

 以前に比べ、不登校に対して一定の理解は得られるようになりました。家にいながら学習できるオンライン環境も整ってきています。

 しかし逆に、学校には行かなくても何かをするよう求められたり、今はいいけれどずっとはダメ、など条件付きで肯定されている場合が少なくありません。身につけるべきことができているか、家にいても評価されるようになり、「ただいる」ことが難しくなっているようにも思えます。

 もちろん、何かができるようになるのは大事なことで、充実感や達成感は人生を豊かにするものでしょう。しかし、どんな場合でも、その人をよく理解せず、根幹的な信頼関係やケアをおざなりにして、能力だけを他人と比べ、競うように追い求めていては、本当の意味で人を信頼し、関係をつくることが、難しくなるのではないでしょうか。

 また、一定の理解が進んだとはいえ、子どもが学校に行かなくなったとき、不安や孤立感をいだく親は少なくありません。人が育つ、生きる、存在するとはどういうことか。こうあるべきと思い込んでいないか。あたりまえとされているものを疑ってみたり、不安を分かちあいながらもその不安の根っこを見つめることで、より柔軟に生きられるかもしれません。

 私たちは、葛藤やもめごとといった厄介な部分も含めて、人と出会い、ともに過ごし、やりとりを重ね、人間を理解し信じる努力を続けていきたいと思います。それが目に見えやすい「成果」にはならなくても、人が生きていくうえでの大事な土壌になるのだと思っています。