不登校。つまり学校に登校してない状態のこと。つまりは自分、わたしのことです。
いつからでしょうか。わたしは中学1年のころからずっと行ってません。考えてみると、わたしは小学校のころから休みがちであった。なんとなく中学校も行けないというのはわかってたのかもしれません。

行けなくなった理由? それは人それぞれちがう。勉強についていけなくなったり、人間関係であったり、つまりは環境の変化で、不登校になる人が多いと思いますよ。わたしもその中の一人。わっちは女の子が苦手です。テンションについていけません。男の子のほうが話しやすい。できることなら男に産まれたかった……と何度考えたことでしょう。そんなわたしが小学生から中学生になり、体育の授業など、いろいろな場面で中学校は男女に分けます。授業が関係なくても、休み時間や部活。グループは男女に分かれます。小学校のころはまだ男女混合のグループがあったのに……。と、女の子だらけの生活に耐えられなくなったわたしは学校に行けなくなったとさ。
 
ここまでは前置き。ここからはフリースクールのお話。ひっきー生活からフォロ生活のお話です。
学校に行けなくなって半年以上。わたしはずっと家にひきこもっていました。だって外に出たら中学校の友だちに会うかもしれないもん☆それはめんどうだ☆あはは☆という感じな言いわけがましいことを思いながら、ずっと家にひきこもり。本当は外に出るのが怖くて、友だちに会うのが怖くて、人と会うのが怖くて、誰にも関わりたくないと思ってました。でも、正直なところ、家にいるのもつらかったです。家族ともあんまり関わりたくなかった。一人でいたかった。一人でいたほうが楽だった。何も考えなくてもいい、何もしなくていい。というか何も考えたくないし何もしたくない。めんどうなことはイヤ。わたしに話しかけるな。わたしに関わるな。全部イヤ。完全なるひきこもりの考え……。今思ったらかなりひどいですね。家族には相当迷惑をかけていたと思います。今もだけど。

そして、そんなザ・ひきこもりのわたしがどうしてフリースクールに行こうと思ったのでしょうか。どうやってフォロにたどりついたのでしょうか。最初はわっちもイヤイヤでした。『フリースクール? 勉強するの? うわぁ、めんどうっぽいな、イヤだなぁ、何もしたくない何も考えたくない……』という考えをもってるわたしですからね。でも、家族がいろいろわたしのために考えて、フリースクールをたくさん調べてくれて、フォロにたどり着きました。ほとんど家族まかせでわたしは何もしない。あのころのわたしに一言「アホか」と言ってやりたい。
 
そうして家族に連れてこられた一つのフリースクール・フォロというところ。ホームページを見てから来たので大体想像は自分の中でついていて、まぁとりあえず見てみるかーぐらいの気持ちで親と見学会に。

自分の中のフォロの想像――自分で決めて勉強する――。はっきり言ってこんな感じにしか思ってませんでしたすいません。自分の中で「フリースクール」=「勉強をゆっくりするところ」という方式を作ってしまってました。しかしフォロに初めて行ったとき、良い意味で期待を裏切ってくれました。みんな、好きなことをしている。ただ、過ごしている。スタッフはまるで友だちのように接してくれて、いろんな子が声をかけてくれて、一瞬、「あれ?(笑)」みたいな感じになりました。いやホントだまされました。ホームページにだまされました。自分の勝手な思い込みだったけどね!

見事に第一印象からして裏切ってくれたフォロ。わたしは「ここなら、居場所になるかも」ってそう思いました。そして、わたしはフォロに入会した。

そして今。わたしがフォロに入会してから1年半ぐらいになりますかね。すっかりもう一個の家みたいになってます(笑)それぐらいわたしにとっては過ごしやすい場所です。フォロは、わたしの居場所です。すごく大切な。

フォロにいると、不登校になってよかったなとか思うことがあります。不登校にならなかったら、フォロのスタッフや友だちとも出会えなかったしね! それに、こんな世界があるんだってことも勉強できたし。たまに、わたしがずっと学校に行ってたら、なんて考えることがありますが、わたしはやっぱり、“こっち”のほうがよかったなって思います。別にみんなに不登校になってこっちに来いなんて言いませんがね(笑)。でも、こんな生活できる場所があるんだって、もっと多くの人に知ってほしいですよ。

フォロはとっても素敵な場所です。自分が自分でいられる。フォロには、すごく感謝してます。そして、こんな長文を最後まで読んでくれた方にも感謝してます。心より、お礼を申し上げます。ありがとうございます。