このたび、花井さんがNPO法人フォロの代表理事業務に専念するにあたり、私がフリースクール・フォロの「主任スタッフ」という位置に就かせていただきますことになりました。花井さんの、これまでのフリースクール・フォロの代表としての業務を引き継ぐものです。
今さらですが、改めて少し自己紹介させていただきますと、フリースクール・フォロに初めて関わらせていただいたのは2007年の2月、ボランティアとしてでした。半年後にスタッフに採用していただき、現在に至ります。フォロに関わる以前は7年間、介護福祉に携わりました。それ以前はフリーター……以上が簡単な私の経歴です。
フォロに関わるようになったきっかけは、一身上の都合で前の職場を退職し、白紙にもどってあらためて自分と向き合ったとき、20代のころ、『つらい思いをしている子どもたちの役に立ちたい』と思っていたことを思い出したからです。しかし、そうした活動で生活していくのは非常に難しく、当時はあきらめたのでした。
社会のゆがみがもたらす学校のゆがみ。それは私の世代(アラフォー)が子どものころに現れ始め、現在にいたるまで悪化の一途をたどっています。場合によっては『惨状』と言っていいほどの状況を子どもたちにもたらしています。そうした状況に対し、私も子どものころは大人を責めていました。しかし今や、私自身がそうした状況に責任を負うべき大人世代の中心の年齢になりました。
私はこれまでも、フリースクールのメンバーやさまざまな方々に支えられてきました。本当にありがとうございました。新年度からは主任スタッフとして、新たな気持ちで責任を果たしていきたいと考えています。私がいたらないところは、どうかお教えいただきますよう、メンバーのみんなを始めみなさまに、この場をお借りしてお願い申しあげます。
News Letter#26/2011.02.15より